川村 元気 「世界から猫が消えたなら」

世界から猫が消えたなら

世界から猫が消えたなら

 

ーーーーーーーーーーーーーーー2013年本屋大賞ノミネート作品。


僕は生きるために、
消すことを決めた。

今日もし突然、
チョコレートが消えたなら
電話が消えたなら
映画が消えたなら
時計が消えたなら
猫が消えたら
そして
僕が消えたなら

世界はどう変化し、人は何を得て、何を失うのか
30歳郵便配達員。余命あとわずか。
陽気な悪魔が僕の周りにあるものと引き換えに1日の命を与える。
僕と猫と陽気な悪魔の摩訶不思議な7日間がはじまった―――

消してみることで、価値が生まれる。
失うことで、大切さが分かる。
感動的、人生哲学エンタテインメント。

----------------

 

これが、本屋大賞候補かー。

扱うテーマはいいのだけれども、文章が薄い。ペラペラだ。

読後に一切、残らない。本を読み慣れた人なら小一時間もかからず、読み終えるだろう。引き換えにして消えたものを、上澄みだけをすくっている。

もっと掘りさげればいいのになぁ。と、思ってたら作者は映画プロデューサーだそうで。ああ、映像化を念頭に置いてのことならば、これでいいのかもしれない。

正直に言うが、この本はLINEで読みました。

なので、紙某体となった時とは若干の変更があるだう。けど、内容は浅い。文章はペラペラなことには、きっと変わりはない。

更にLINEでは公開されていないエピソードも申し訳ないけど、立ち読みした。蛇足的な感じで、なくてもよいでござるよ。

 

評価は☆